カウンセリングでも重要!自己主張のできる子供を育てるコツ

「カウンセリング」と聞くと、以前は「精神的に悩んでいる人が受けるもの」というイメージがありましたが、最近では、子供から大人まで、幅広い年齢の人が気軽に受けられるようになりました。職場や家庭等での人間関係が上手くいかない事に悩んでいる人は成熟した大人でも多く、カウンセリングで相談する人もいますよね。

まだまだ精神的に幼い子供なら、大人よりも人付き合いのルールが身に付いていないために、学校の先生やクラスメイトと上手く付き合えない事は珍しくありません。特に、それは適度に自己主張できない子供にとって苦手な事です。例えば、自己主張が強すぎて、先生や周りの友達の意見を聞き入れようとしない子供や、逆に自己主張する事がなく、自分がやりたい事を伝えられずに周りに流されてしまう子供がそのパターンに該当します。それぞれ両極端の子供ですが、どちらも心配した親御さんと一緒に、カウンセリングを受けにいく…という事もありますよね。

子供の自己主張は、自分自身の気持ちや考えが芽生え、覚えた言葉で伝えようとする1~3歳頃から始まります。周りの環境に対しても好奇心旺盛になり、「あれがしたい」「これがしたい」と親等の周りの人に要求するようになります。まだ自分の欲求を上手く伝えられないばかりに、かんしゃくで泣きわめく、という状態になってしまう事も珍しくありません。子供が上手く自己主張できるようになるかどうかは、元々の子供の性格も関わっていますが、この幼児期の自己主張に、親がどう対処するかが最も重要です。

例えば、自己主張が強すぎる子供は、「出来ない事(ワガママ)は我慢しなければならない」という事がきちんと身に付かなかった事が原因である事が殆どです。親が、幼児期の頃から子供の要求を全て聞き入れてばかりいると、学校等でも同じ様に受け入れてもらえると思い込んでいるため、自己主張が強くなりがちです。「自分の意見は通るもの」と思っていたり、自分の思う様にならないと我慢ができなかったり、「何故ダメなのか」を理解できなかったりするので、他人と付き合いで衝突しやすい子供になってしまうのです。

逆に、自己主張を殆どしない子供は、親が過保護気味で、幼児期に細かい配慮しすぎる事が影響した結果です。例えば、おやつの時間に子供が何かを食べたがっている時、「おやつあるよ!プリンがいい?クッキーもあるよ?」というように先に選択肢を与えて、「じゃあ、プリンがいい」というように選ばせてしまう事はありませんか?時々なら構いませんが、このような配慮を日常的に続けていると、「自分で何か言わなくても、周りがなんとかしてくれる」と思う様になり、自分で意見を考える事をしなくなってしまうのです。

自己主張が適度にできる子供を育てるコツとしては、幼児期から「親が子供の自己主張を適度に理解してあげる事」が大切です。

子供が自己主張をしようとしている時は、先に明確な選択肢を与えてしまうのではなく、「今、自分が何をしたいのか」を子供の口からはっきり言えるまで待ってあげましょう。最初はうまく表現できないかもしれませんが、徐々に上手く伝えられるようになりますので、「何ではっきり言えないの!」と叱らないように注意して下さい。もし自己主張の内容が、ワガママや、できない事であれば「一緒に遊びたいんだよね。でも夜遅くの時間帯は、眠っている人が沢山いるから、うるさくしちゃいけないんだよ。」と、一度理解を示して受けとめ、「何故できないのか」という理由を伝えるのがベスト。加えて「明日の朝になったら沢山遊ぼうね、お友達も来るかもしれないよ?」と上手くフォローしましょう。